2007年の「キリシタンの魔法」から毎冬参加させていただいている横浜市民ミュージカルについても、こちらで少しずつ紹介・呟いていきたいと思います。
昨年公演が打てず、その代わりにメモリアル動画が作成されました。この15年少々の軌跡がまるッと紹介されております。(動画はこちら)
私は娘たちがまだ3歳・4歳だったころから参加し、母子で出演参加後、歌唱指導・稽古ピアノ、2018年の「アクアの肖像」からは、本番のピアノも演奏させていただくことになりました。私もここまでハマるというか、関わらせてもらうなんて思ってもみませんでした。
今思えば、単にミュージカルが好きとか、オペラが好き・・・とかいう志向の問題ではなく、本質的に大事な事に溢れていたからなのだと感じます。観に来て下さった方の多くも、単に作品が好きという人もいらっしゃいますが、現代人(?)に忘れている大事な事がここにある様な気がしています。
上手かろうと下手だろうと関係なくガチで向き合う姿、大人だろうと子供だろうと関係なく助け合う気持ち・心。
大勢で1つの作品を仕上げていく作業には、言い訳はもちろん通りませんし、誰かの悪口を言っている暇なぞありません。場面ごとのバトンリレーをしっかり行い、作品をつないでいかねばなりませんので、その一瞬一瞬を大事に、真剣に向き合わなくてはなりません。助け合いの心がおのずと生まれます。老若男女毎年70名~80を超す年もあり、キャストスタッフ合わせると100名前後の大所帯が、誰一人欠けてはいけないという大事な場所として公演の幕が下りるその瞬間まで全力でやり抜く空気、熱量は多分中々普通に味わえないのでは?。
気づいたら、大家族のようになっているコミュニティ、どこを探してもきっと得られない環境だったと思います。そういう空気を観に来て下さる方が感じて翌年舞台に立つ人になっていたり、心に響いて毎年お越しくださったりの連鎖が連鎖を呼び、毎年毎年盛り上がっておりました。
いつしか黒岩知事も毎年楽しみにして下さるようになり応援団に。Twitterなどで呟いてくださったりも。
毎冬の風物詩は、俳優の万田祐介氏、音楽監督Pi坊氏を迎え、2013年夏に横浜市民子どもミュージカルという形で~高校3年生までの40名ほどを集めた公演を開催という形で毎夏開催となりました。
私は、地域の活動として母校の同窓会同様に毎年関わらせていただき、娘たちはその中で色々なことを学んで成長していきました。
気が付けば「横濱の事始め」にも詳しくなりました(笑)。
役の中での立ち回りや、臨機応変の行動、老若男女の縦の繋がり&コミュニケーションの取り方、着物の着付けに至るまで、色々学びがあったと思います。役に生きるという事は、役中の人生を想像することになります。誰かの人生を生きてみることにより、実生活においても他者の人生を尊重できるマインドがはぐくまれて行くのだと感じました。
2020年2月、新型コロナウィルス感染症の猛威により世界的パンデミックがおこりこのような活動が出来なくなりました。未知の脅威から、だんだんと何であるかがわかってきてからは、感染対策を講じつつ灯を消すまいと様々に活動を再開、作夏の子どもミュージカル「物語は終わらない」を経て、今年は冬のミュージカルも開催の運びとなり2月の公演は延期となりましたが、4/4・5に無事開催に至りました!
色々なこと話したいですが、今日はこの辺で…
コメント